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2012年03月12日

●『リアル・スティール』

『リアル・スティール』

監督は『ナイトミュージアム』のショーン・レヴィ。主演は、『X-MEN』のウルヴァリン役で有名なヒュー・ジャックマン。
息子のマックス役にダコタ・ゴヨ(雰囲気のある子役なのにあまり見ないなと思ったが、『マイティ・ソー』でソーの子供時代を演じていた)。
ヒロイン・ベイリーを演じるエヴァンジェリン・リリーは『LOST』のケイト役が結構好きだったので、久しぶりに元気な姿が見られて嬉しかった。
ちなみに、『LOST』吹き替え版でケイトの声を担当していたのは、『九龍妖魔學園紀』の劉瑞麗の声優・高森奈緒さんだったりする。

2020年。人間の代わりにロボットにボクシングをさせるスポーツに人々は熱狂していた。
本物のボクシングに取って代わるように、ロボットの地下ボクシングや場末のボクシングの試合が存在し、ロボットをメンテするボクシング・ジムもある。
主人公のチャーリーもまた、ロボットを操って試合をする元ボクサーだった。
ある日、チャーリーの元へチャーリーの息子だと名乗る少年・マックスが現れる。
ギクシャクした関係の2人だが、スクラップ工場から1台の古いロボットを見つける。
人間の真似をするだけの平凡な機能しかないロボットだったが、そこから2人と1台の再起のドラマが始まる。

落ちぶれた主人公が再起を賭けて、勝ち進んでいく様子は、名作『ロッキー』を彷彿とさせる。
出会い、葛藤、挫折、勝利という要素をしっかりと押さえつつ、ロボット・ボクシングという新しい切り口で物語を描いた脚本は見事。
王道を王道として描くのは、簡単なようで難しい。
どこか1つの要素が微妙にズレても興醒めしただろうし、B級作品に落ちかねない設定だが、どれもズレがなく、ズシリと心に響く作品になっている。
ラストのシーンに描かれた主人公チャーリーが戦う姿を見つめるマックスとベイリーの姿には素直に胸が熱くなり、そこに至る演出や脚本がしっかりしている事が証明されている。
ヒュー・ジャックマンは本作で、今までの野蛮で粗野なイメージではなく、苦悩し、足掻く情けない、でもどこか憎めない父親役を違和感なく演じていた。
観終わった後に振り返れば、本作は様々な愛情に溢れた作品だと気付かされる。
親子の愛、男女の愛、そして、少年とロボットの愛。
タイトルの『スティール』という単語が意味する『鋼鉄』の冷たさとは反対に、心地よく、心温まる作品である。
最後に、本作では明確に描かれていないが気になった点を。
劇中、チャーリーはマックスの年齢を何回か間違えるシーンがある。
いい加減な父親という設定からだと納得のシーンかもしれないが、母親の話をしようとする時の2人の微妙な会話、そして、マックスがチャーリーに最後にいった「秘密」の話。
それらを総合すると、もしかしたらマックスはチャーリーの本当の子供では…と思ってしまう。
その辺りは続編で語れるかもしれないので、楽しみにしておこう。





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Posted by 今井秋芳 at 13:06│Comments(0)シネマ
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