読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 497人
アクセスカウンタ

2008年06月18日

●『300(スリーハンドレッド)』

●『300(スリーハンドレッド)』★★★★★

漢(おとこ)の生き様ここにあり―――。
『シン・シティ』などで日本でも有名なパルプ・コミック作家フランク・ミラー原作のコミックを
絵画のような映像美と説得力のあるシナリオでドラマチックに描いた作品。
クラシカルな物語に斬新な映像とロック調の音楽がマッチしている。
主演は『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラー。
ジェラルド・バトラーを始め、スパルタ兵たちを演じた役者たちは徹底的な肉体改造を行ったそうで、
文字通りギリシャ彫刻が動き出したかのような筋骨隆々な肉体美を体現している。
史実にあるペルシャ軍とギリシャ軍による『テルモピュライの戦い(スパルタ王レオニダスが300人のスパルタ兵を率い、
山間のテルモピュライにおいて30万のペルシア軍の侵攻を3日間食い止めた。
これにより、後にペルシャ軍はサラミスの海戦でギリシャ軍に敗
れる事となる)』を基にした本作は、
日本の武士道に近い空気を感じる。
実際、大の親日家である原作者のフランク・ミラーも本作のスパルタ兵を赤穂浪士に例えている。
確かに己の信念と義のために死地に向かう姿は武士の姿に似ているかもしれない。
五千円券の肖像にもなったかの新渡戸稲造も自著『武士道』の中で
「武
士道とは卑劣な行いを禁じ、死をも恐れない正義を遂行する精神である」と記している。
本作を見終わって思い浮かべるのは、正にその『武士道』に他ならない。
「我々はスパルタの民だ!!」―――劇中で幾度となく、スパルタ兵たちは叫ぶ。
その叫びには、情熱、信念、正義、怒りなど多くの想いが含まれてい
る。
その先に死が待っていようとも、そこに悲壮感はなく、むしろ観る者に清々しさや勇気さえ与えてくれる。
そう……日本人だからではなく、人間だから、原初的な感情を迸らせるスパルタ兵たちの叫びが心に響くのだろう。
何よりそれは、ギリシャ全土をその叫びが動かした歴史が物語っている。



同じカテゴリー(シネマ)の記事画像
May the Force be with you!
ワールズ・エンド
生ける屍
シネマレビュー一覧(2012年更新)
エピソード7!!
リベンジ
同じカテゴリー(シネマ)の記事
 May the Force be with you! (2014-05-04 18:14)
 ワールズ・エンド (2014-04-27 23:41)
 続編制作決定!! (2014-01-12 18:00)
 生ける屍 (2013-02-03 21:46)
 シネマレビュー一覧(2012年更新) (2012-12-31 23:59)
 エピソード7!! (2012-10-31 12:45)

Posted by 今井秋芳 at 02:41│Comments(0)シネマ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。