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2008年07月18日

●『マイ・ボディガード』

●『マイ・ボディガード』★★★☆☆

A・J・クィネル原作の「燃える男」の映画化。
主演は、デンゼル・ワシントン(「クリムゾン・タイド」「トレーニング・デイ」)と
ダコタ・ファニング(「アイ・アム・サム」「宇宙戦争」)。
監督は「トゥルー・ロマンス」「クリムゾン・タイド」のトニー・スコット。
最初から最後まで、過去を背負う男と少女のハートウォームなストーリーが
展開されると思ったら大間違い。
哀愁に彩られた復讐に「燃える男」の重厚な世界が、そこには広がっている。


元対テロ部隊のメンバーとして活躍したクリーシー(デンゼル・ワシントン)。
過去に苦悩し、酒浸りの日々を送っていた彼に舞い込んできた仕事は、
金持ちの家のひとりの少女―――ピタ(ダコタ・ファニング)のボディガードだった。
哀しみで冷え切ったクリーシーの心を癒していくピタ。
その交流の中でクリーシーが「新たな命」を与えられたと思った矢先、
ピタが誘拐され、クリーシーも重傷を負ってしまう。
クリーシーは、復讐の鬼と化し、ピタを誘拐した者たちを追い詰めていくのだった。


その演技力が高い評価を受けているデンゼル・ワシントンとダコタ・ファニング。
二人を中心に据えているため、演出過多な映像演出やカメラワークがありながら、
そこに引っ張られる事なく、ストーリーが説得力を持っている。
監督や演出家は、役者に感謝すべきだろう。
クリーシーとピタの交流が丁寧に描かれているのも良い。
冒頭の無精ヒゲを生やし、酒浸りで堕落したデンゼル・ワシントンの演技は
「トレーニング・デイ」を彷彿とさせる。
ひとりの少女と触れあう内に徐々に立ち直っていく姿(クリーシーの友人レイバーンを演じる
クリストファー・ウォーケンと談笑する姿やピタの水泳を見守る父親のような姿)、
後半の復讐に燃える姿などの演じ分けは、どれも流石アカデミー俳優といった感じ。
デンゼル・ワシントンの存在感が抜群なので、
正直、天才子役としてもてはやされているダコタ・ファニングには、
別に興味を持っていなかった。あまり好きな役者ではなかったし(笑)
でも、本作で初めて彼女の演技を見て、印象が変わった。
デンゼル・ワシントンと対等に渡り合うその存在感に
「天才子役」と称されるのもわかる気がした。
ふとした時に見せる微妙な表情や髪をかき上げる仕草、そしてその眼差しなどに、
ピタの心情や性格、生活環境までもが凝縮されている。
いや、見事。
それがあるからこそ、観る者は誘拐されたピタに同情するのだし、
クリーシーの怒りに共感できるのだろう。

本作は、クリーシーとピタの交流を描く前半と凄惨な復讐劇を描く後半と
だいぶ印象が違う顔を持つため、とまどう人も多いかもしれない。
後半は、一瞬「ランボー」のような大味な銃撃戦が頭をよぎったが、
所々にピタとの穏やかな日々をフラッシュバックさせる事で、
最後までかろうじて一貫性を持たせる事ができたといえる。
ラストも賛否両論だと思うが、胸の奥に余韻が残らずにはいられない。


そういえば、だいぶ容姿が変わってしまったミッキー・ロークの姿にも哀愁を感じた(苦笑)
それと、ピタの母親役のラダ・ミッチェルが
相変わらずエロい雰囲気をかもし出しているのも印象的だった(笑)



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Posted by 今井秋芳 at 01:06│Comments(0)シネマ
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