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2008年07月14日

●『28日後…』

●『28日後…』★★★★☆

「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督によるゾンビ=サバイバルホラー作品。


事故で入院中の病院の集中治療室で目覚めたジム(キリアン・マーフィ)。
病院内は静まり返り、ロンドンの街中にも人影はなかった。
原因は、28日前。
人の精神を破壊し、凶暴化させるウィルスが発生し、
街の人間たちを次々に感染させていってしまったのだ。
生存者を捜すジムは、数人の仲間を見つけるものの
凶暴化した「感染者」たちに襲われる。
「感染者」たちから、かろうじて逃げ出すジム。
ジムは仲間たちと未来を信じて
他の生存者たちがいるという場所へ向かうのだった。


本作に登場するのは、昨今流行の全力疾走で追いかけてくるゾンビ(笑)。
ウィルスによって原始的な感覚が呼び起こされ、凶暴で動物的になるため動きが俊敏になるという理由からだそうだが、
ノロノロと動く昔のゾンビと比べると、圧倒的に怖い。
ゾンビものとしては、ジョージ・A・ロメロ監督の一連の作品や『バイオハザード』などのアクション色の強い作品などが有名だが、
本作は、ダニー・ボイルらしいシュールでブラック・ユーモアが効いた一味違うゾンビものに仕上がっている。
正直、他のゾンビものに比べるとグロテスクさや迫力に欠ける。
しかし、静と動が入り混じったカメラワークが次第に忍び寄ってくる異変を感じさせ、無人と化したロンドンの街並みも美しい中に不気味さを漂わせている。
生存者たちが、どうやって生き残っていくかという従来のゾンビもののセオリー通りのストーリーの中、
クライマックスで描かれる生身の人間の「残酷な性(さが)」が引き起こす展開に一番の恐怖を感じずにはいられない。
追い詰められた人間の狂気こそ、意思のないゾンビより怖ろしいのだという事を本作は教えてくれる。
それと同時に、最後の希望が残るエンディングには、まだ人間という存在にも救いがあるという意味が込められているのかもしれない。

ゾンビものとして観れば、冒頭が一番盛り上がるのだろうが、それよりも、人間の心の闇を描くといった趣きが強い本作。
DVDでは、劇場公開時のエンディング以外に別のバージョンのエンディングも収録されている。
どのエンディングが好みにあうかは、観る人次第だろう。



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Posted by 今井秋芳 at 06:00│Comments(0)シネマ
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