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2008年07月29日

●『コンスタンティン』

●『コンスタンティン』★★★★★

キアヌ・リーブス扮するエクソシスト―――ジョン・コンスタンティンの活躍を描いた作品。


天国と地獄の狭間にある我々の住む人間界。
神や悪魔は、己の領域から出る事なく、人間たちに間接的に干渉を繰り返してきていた。
しかし今、ある陰謀がその均衡を破りつつあった。
事件の鍵を握るアンジェラ(レイチェル・ワイズ)と人間の世界を救うためにコンスタンティンの最後の戦いが始まろうとしていた。


原作はアメコミだが、MTV出身のフランシス・ローレンス監督が重厚な映像と様式美で『コンスタンティン』の世界を描き出している。

タバコの紫煙と聖書。

退廃のダークヒーロー。

神と悪魔の下僕であるハーフ・ブリードたち。

エクソシストものは数あれど、それらのキーワードが絡み合う本作は、過去のどの作品とも違う色を持っている。
そしてその色は、キアヌ・リーブスの持つたたずまいに集約されるだろう。
病的で翳があり、皮肉屋でクール(エレベーターに「乗せて」というアンジェラに「ごめんだね」といってみたり、
クモにタバコの煙を吹きかけてヘビースモーカーの自分を皮肉って「俺の世界へようこそ」と呟いてみたり)だが、
その皮肉屋でクールな外見の奥底には、強靭な意志と不屈の瞳を持っている。
それらを兼ね備えた主人公を表現できる役者はそうはいない。
今までの、どこか聖職者然としたエクソシストと違い、ジョン・コンスタンティンは、キアヌ・リーブスによって息を吹き込まれ、新しいダークヒーローとして誕生したといえる。
神と悪魔の設定を生かしたストーリーやエピソードも違和感なく、二転三転する展開に最後まで目が離せない。
ルシファー(サタン)がスーツ姿の紳士という表現も妙な説得力がある。敬虔なクリスチャンには刺激的で怒られるかもしれないが。
天使ガブリエル役のティルダ・スウィントン(『ナルニア国物語』の雪の女王)の中性的で(通常、天使に性別はないとされている。ただ、天使の中でガブリエルだけは女性傾向にあるという説もあるが、男性で描かれている文献もあり、詳細は不明)、子供のような無邪気さと冷酷さを兼ね備えた存在感も抜群。
今、話題のシャイア・ラブーフ(『インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国』のマット役)が、コンスタンティンの助手役で出ているのも必見。

新たなエクソシストものとして誕生した「コンスタンティン」。
これから観る人は、エンドクレジットの後まで観る事をお勧めする。理由は観てのお楽しみ。
くれぐれも最後まで席を立たないように。



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Posted by 今井秋芳 at 23:38│Comments(0)シネマ
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