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2008年07月30日

●『ギャラクシー・クエスト』

●『ギャラクシー・クエスト』★★★★★

1979年から1982年までTVで放映された人気TVシリーズ『ギャラクシー・クエスト』は
宇宙探査局に所属するプロテクター号の乗組員たちの宇宙での活躍を描いた冒険SFである。
放送当時の『ギャラクシー・クエスト』の人気は高く、番組が終了した今でも、過去の名優を見ようとイベント会場には多くの熱狂的ファンが駆けつけるほどだった。
そんな、ある日。
いつものようにイベント会場に集まった、今では落ち目の乗組員役の役者たち。
彼らは、奇妙なファンに話しかけられる。
「自分たちはサーミアンというネビュラ星のエイリアンで、現在敵のエイリアンから攻撃を受けている。優秀な乗組員であるあなたたちの力を貸して欲しい」と

初めはただのコアなファンだと思った役者たちだが、サーミアンの宇宙船に無理やり連れて行かれ、話が現実である事を知る。
果たして、役者たちの運命は?


というのがストーtリー。
ちなみに、『ギャラクシー・クエスト』がTVシリーズどうこうというのは映画の中の設定。当然、現実にはTVシリーズもイベントなども存在しない。
あちこちで「おもしろい!」という評判を聞いていたが、単館上映だったため、当時は渋谷のPARCOに観に行った。
観る前は、低予算で作られたただのチャチいSFパロディーだと思っていたが、それは大間違いだった。
徹底的にSF(といっても主にスタートレックだが)のお約束を逆手に取った展開。
イベント会場に集まった乗組員のコスチュームを着たファンやマニアックな質問を浴びせかけるファンは、トレッキーと呼ばれるスタートレック・マニアをモデルにしている。
序盤は、架空の設定、架空の宇宙船、架空の冒険譚である『ギャラクシー・クエスト』をTV番組ではなく地球のドキュメンタリーだと信じているサーミアンと乗組員を演じた役者たちとの会話のズレが面白い。
しかし、与えられた役を演じる事を仕事としてきた役者たちが、純粋なサーミアンと接するうちに、本物の乗組員としての自覚に芽生え、まるで『ギャラクシー・クエスト』が現実の物語であるかのように変わっていくあたりから、物語は熱くなっていく。

「Never Give up! Never Surrender!」

というこの作品の名台詞が示す通り、「決して諦めない」という心が、夢を現実に変える力を持っているのかもしれない。
SFへの愛と尊敬に満ち溢れ、笑いと感動を観る者に与えてくれる本作は、SFの知識がなかったり、SFに興味がない人でも十二分に楽しめる。
ギャグ風味のSFといえば『銀河ヒッチハイクガイド』があるが、ネタやストーリーの面白さはこちらの方が上。
タガート館長役のティム・アレン(「トイ・ストーリー」のバズの声)やアラン・リックマン(「ハリー・ポッター」シリーズ)、シガニー・ウィーバー(「エイリアン」シリーズ)などの役者はもとよりスタッフたちが、楽しんで作っている様子が伝わってくる真のエンターテイメントだといえよう。
もちろん、そういったスタッフたちによって作り上げられた作品なので、文句なしに面白い。



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Posted by 今井秋芳 at 02:23│Comments(2)シネマ
この記事へのコメント
公開当時にサイトで書いた記憶がありますが、この作品は本当に面白いですよね。
役者陣の落ちぶれようやファンの言動もリアルで……。

すでにお読みかもしれませんが、『銀河ヒッチハイクガイド』は原作の小説の方が面白いです。あれは映像化すべきではない作品だと思いました。
Posted by 白川嘘一郎白川嘘一郎 at 2008年07月30日 15:42
イベントもファンもすごくリアルで。
『銀河ヒッチハイクガイド』は映像にしたのが間違いかと。モンティ・パイソンとかのノリだし。
Posted by 今井秋芳今井秋芳 at 2008年07月30日 17:40
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