読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 497人
アクセスカウンタ

2008年08月01日

●『LIMIT OF LOVE 海猿』

●『LIMIT OF LOVE 海猿』★★★★★

劇場版第1作『海猿』とTVシリーズ『海猿 EVOLUTION』に続く3作目。
監督は、過去2作と同じ羽住英一郎(『逆境ナイン』)。
出演は伊藤英明、加藤あい、佐藤隆太など、脇を時任三郎、石黒賢、美木良介などベテランが固めている。
劇場版1作目は、人物描写の弱さや後半の盛り上がりの低さが目立っていたが、本作は、長いTVシリーズを経た蓄積の強みで、それぞれの人物を掘り下げる事に成功している。
また、本作には、それら蓄積した設定や舞台背景が数多く活かされてており、実に深みのある作品に仕上がっている。
ならば、過去2作を観ていなければ、内容が全くわからないのかといえば、そんな事はない。
人の命の大切さは普遍なものだし、その現場での人間の葛藤や苦悩も共感できる。
海難救助と災害現場に赴く海上保安庁の隊員たちの姿に、最後まで息を呑まずにはいられない。
また、沈没する巨大フェリーや炎上する船内、海や空から現場へ急行する海保の船舶やヘリなどの映像は、邦画にありがちな貧弱さがなく、邦画でもここまで迫力のある映像が撮れるようになったのかと驚かずにはいられない。
もしかしたら、スペクタルをスペクタルに、娯楽大作を娯楽大作に作り上げる事ができなかった邦画の時代は終わりを告げたのかもしれない―――などと淡い期待を抱いてしまう程、本作の完成度は高い。
タイトルの『LIMIT OF LOVE』を初めて見た時は『海猿』も何か愛だの恋だの甘ったるい映画になっちゃったな~とがっかりしたものだが、それは杞憂だった。
本作には、情熱と友情と愛と勇気の全てが詰まっている。
そこには、まごうことなき、男たちの戦いの物語がある。
観終わった後の心地良い余韻は、全力で海を泳ぎきった時の脱力感に似ている。
火照った身体が治まれば、すぐにまた海で泳ぎたくなる感覚と同じだ。
もっと続きが見たくなる。
海で戦う『海猿』と呼ばれる男たちに再会するために。



同じカテゴリー(シネマ)の記事画像
May the Force be with you!
ワールズ・エンド
生ける屍
シネマレビュー一覧(2012年更新)
エピソード7!!
リベンジ
同じカテゴリー(シネマ)の記事
 May the Force be with you! (2014-05-04 18:14)
 ワールズ・エンド (2014-04-27 23:41)
 続編制作決定!! (2014-01-12 18:00)
 生ける屍 (2013-02-03 21:46)
 シネマレビュー一覧(2012年更新) (2012-12-31 23:59)
 エピソード7!! (2012-10-31 12:45)

Posted by 今井秋芳 at 05:23│Comments(0)シネマ
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。