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2008年08月05日

●『エミリー・ローズ』

●『エミリー・ローズ』★★★★☆

最初に断っておくが、本作は悪魔払いを描いた『エクソシスト』『コンスタンティン』のようなオカルトやホラー作品ではない。
エミリー・ローズという女性の死の真相を明らかにしようと戦う人々の法廷劇である。
しかも、それが実話を元にしているというから驚きだ。
全ては、起こった出来事とその出来事の科学的な解釈の繰り返しで描かれる。
なので、時には単調になる部分も多く見られる。
だが、その単調な部分を補って余りある役割を果たしているのが、エミリー・ローズを演じたジェニファー・カーペンターの迫真の演技だろう。
これだけでも一見の価値があるといっても過言ではない。
CGなどを使ってないそうだが、まるで彼女に悪魔が乗り移っているかのような錯覚さえ覚える。
本当に怖い。
最近は、小道具を使ったり、一風変わった趣向を凝らしたり、あの手この手で観る者を怖がらせようという作品が多いが、そんな小手先の技がなくても、観る者に恐怖を与える事ができるのだと、本作は証明してくれている。
画面や演出に、どこか古典的な香りが漂うのは、そういった製作者の時代に流されず、SFXなどに頼らないでも映画は撮れるんだという意志があるのかもしれない。
法廷で争われる本作は、最後まで、エミリーに悪魔が取り憑いたのか否かは明らかにされず、その答えは、我々に委ねられる。
観る者が答えを出してくれといわんばかりに。
ただ、光と影、神と悪魔が内在する人間には、もしかしたら、その答えは一生出ないかもしれない。
そういえば、神父より最後までエミリーの傍にいたボーイフレンドに意外な漢を感じた。
普通の映画だったら、彼女がああなったらビビって逃げるとか、非協力的になりそうなものだが。
オカルティックな題材を扱いながら、清々しさを感じる結末なのも珍しい。



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Posted by 今井秋芳 at 21:00│Comments(0)シネマ
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