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2008年08月06日

●『ストーリーテラー』

●『ストーリーテラー』★★★★★

『セサミ・ストリート』や『ダーククリスタル』などマペット(操り人形を意味する「マリオネット」と指人形の「パペット」を合わせた造語)の第一人者であるジム・ヘンソンによる珠玉のファンタジー短編集。
ヨーロッパの民話を元にしており、各話とも、暖炉の前でストーリーテラー=語り部(ジョン・ハート)の老人が飼い犬に話して聞かせるというスタイルとっている。
今のようにCGやSFXの最新技術がない時代にマペットという人形を、実に表情豊かに生き生きと見せる事に成功している熟練の技はさすが。
それは同時に、CGでは作り出せない手作りの温もりをも作り出している(近作「ジェヴォーダンの獣」の野獣のデザインもジム・ヘンソンのスタジオが手掛けた)。


「ハリネズミのハンス(ドイツ民話)」
ハリネズミのような姿で生まれたハンスの運命は……。

「フィアノット(ドイツ民話)」
怖れを知らない少年は怖れを学ぶために旅に出る……。

「兵士と死(ロシア民話)」
死に翻弄される兵士の数奇な物語とは……。

「尽きたお話(ケルト民話)」
話が尽きたら殺されるといわれた物乞いは……。

「幸運をもたらす子供(ロシア民話)」
占い師に「将来は王になる」といわれた子供の運命は……。

「カラスの呪い(ドイツ民話)」
魔女に呪いをかけられカラスの姿にされた子供たちは、魔女を倒すため……。

「運命の指輪(ドイツ民話)」
指輪によって結婚を決められた姫は……。

「真実の花嫁(ドイツ民話)」
怪物の養女である少女は、無理難題を押しつけられるが……。

「心のない巨人(ドイツ民話)」
心がなく暴れまくる巨人を待つ運命は……。


全部で九話からなるこの作品は、どれもパペットと役者の共演が生み出した類稀なるファンタジー世界である。
それはまるで、子供の頃に読んだ絵本を読んでいるかのような懐かしく不思議な―――抱かれているような温もりに包んでくれる。
後に、ギリシャ神話を題材とした「新ストーリーテラー」という作品も作られた。
しかし、巧みの技と独創性で我々に素晴らしい数々のマペットを見せてくれたジム・ヘンソンも1990年に亡くなっている。
享年53歳。
それが世界の映画界において、多大なる損失であった事はいうまでもない。



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Posted by 今井秋芳 at 00:04│Comments(0)シネマ
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