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2008年08月16日

●『ボーン・アイデンティティ』

●『ボーン・アイデンティティ』★★★★☆

1988年にTV用映画『狙撃者/ボーン・アイデンティティ』としてリチャード・チェンバレンが主演したロバート・ラドラムの小説『暗殺者』のリメイク映画。
主演は『レインメーカー』『オーシャンズ11』のマット・デイモン。
ヒロインは『ラン・ローラ・ラン』のフランカ・ポテンテ。


記憶を失くした主人公(マット・デイモン)は、残された手掛かりから自分の名前がジェイソン・ボーンである事を知る。
更に自分の素性を探ろうとするジェイソンは、チューリッヒでドイツ人女性のマリー(フランカ・ポテンテ)と知り合う。
マリーの助けを借りながら、徐々に明らかになっていく血に塗れたジェイソンの過去。
そんな中、自らの過去に苦悩する彼を抹殺しようとする暗殺者の手が迫っていた。


スパイアクションものといえば『007』シリーズが有名だが、本作は主人公が記憶を失っており、その過去を探っていくという新たな切り口を見せている。
観る者も情報がなく、ジェイソン・ボーンと共に事件の核心に近づいていくため、ストーリーや世界観への移入度は高い。
『007』もそうだが、頭脳明晰、スポーツ万能、銃火器の扱いにも長けたスパイ像は王道だが、超人的なジェイソンの強さは爽快感があり、アクションシーンやカーチェイス(逆走する)も迫力満点でアクション映画としても出色の出来。
ストーリーは自分探しの旅がメインで、ともすれば冗長になりがちだが、スピーディな展開の中、次から次に降りかかるトラブルと襲い掛かる敵との緊迫した戦いが随所に散りばめられているため、最後まで飽きさせる事なく楽しめる。
後半のジェイソンがひとりの少女に逢いに行くシーンとラストシーンにジェイソン・ボーンというタフでハードなスパイを描いた作品としては甘過ぎると思わずにはいられない部分が残ってしまったのが惜しい。
詳しくは書かないが、「謝罪するだけ?」と思った人は他にもいるはずだ。
だが、そういう些細な部分を差し引いても、本作は、サスペンスやスパイアクションとして完成度が高い。
今まで、実力派だが代表となるような役がなかった主演のマット・デイモンも格好良く、ジェイソン・ボーンになりきって骨太の演技を見せている。
舞台となるヨーロッパの景観も美しく、それもまた本作の楽しみのひとつだろう。



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Posted by 今井秋芳 at 01:49│Comments(1)シネマ
この記事へのコメント
もう少しでボーン・レガシーが公開という事でレビューを見ていたら、ここにたどり着きました。

>ジェイソン・ボーンというタフでハードなスパイを描いた作品
ボーンシリーズは九龍を思い出す(圧倒的な敵に知恵と工夫で立ち向かう)映画なのですが、
少女に会いに行くのが意外だったとは。

スプレマシーは、あのシーンを最終地点と想定してシナリオが書かれたそうです。
ボーンとボンドの違いをグリーングラス監督がコメンタリで言及していましたが、
「国を信じず、殺しを忌み嫌い、女を騙さず」という、ボーンとして自然な終わり方と私は思っていました。

モスクワのカーチェイスはジョン・パウエルの音楽も相まってゲーム的なノリで大好きです。
「追い込まれるほど冷静になる」彼が、人を撃つのではなく、物を狙って決着をつける戦い方にも痺れます。
Posted by ナルミ at 2012年08月17日 15:58
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