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2008年08月22日

●『ピッチブラック』

●『ピッチブラック』★★★☆☆

ヴィン・ディーゼル(「プライベート・ライアン」「トリプルX」)主演のSFアクション。


事故に見舞われ、とある惑星に不時着した旅客宇宙船。
生き残った乗客たちは、その惑星から脱出する手段を探すため、惑星の調査を開始する。
しかし、その中には護送中の殺人犯リディック(ヴィン・ディーゼル)の姿があった。
探索の甲斐あって、打ち捨てられた基地と小型宇宙船を発見する乗客たち。
その時、灼熱の太陽が照りつける惑星に22年に一度起こる皆既日食が訪れる。
闇から這い出した何かが、乗客たちに襲いかかろうとしていた……。


とにかく、主人公であるリディックの人物造形がよくできており、肉体派(若い頃、クラブの用心棒のバイトをしていたほど)のヴィン・ディーゼルが、ワルでタフな主人公を好演している。
闇をも怖れず、仲間よりも自分が生き残るために戦うリディックだが、その屈強な精神と時折見せる優しい眼差しが彼をただの悪役にしていない。
その逞しい体躯から筋肉バカかと思いきや、物静かな面もあり、頭脳戦も得意というのが面白い。
生き残りの乗客たちはそれぞれ個性的で胡散臭いが、その中で分かり易いストレートな性格であるリディックは、
ストーリーが進むにつれ「彼なら何とかしてくれるのでは?」と思わせられる圧倒的な存在感を醸し出している。
設定やストーリー自体は、『エイリアン』に代表される未知の生物との死闘を描いたものだが、各登場人物たちの心理状態や性格を細やかに描いているため、SFアクションにありがちな、ただバンバン人が死んでいく大雑把な作品にはなっていない。
「暗闇」という誰もが怖れるであろう題材を上手く活かしている点も高評価(その暗闇が、リディックの能力にも関係しているし)。

実に魅力的なリディックだが、後に、彼を主人公とした『リディック』というタイトルで作品も作られた。
しかし、完成度も脚本の面白さも『ピッチブラック』の足元にも及ばない作品となり、観るのであれば本作だけで十分といえる。



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Posted by 今井秋芳 at 23:34│Comments(2)シネマ
この記事へのコメント
「リディック」は知ってたのですが…
「リディック」の続編ですか?
それともパラレルワールド的な?
Posted by noguard at 2008年08月23日 04:18
>>noguardさん
『リディック』は『ピッチブラック』の続編です。つまり、『ピッチブラック』の方が先。
『ピッチブラック』に登場していたリディックのキャラが立ってたんで、それを主人公に作品を作ったってところです。
Posted by 今井秋芳今井秋芳 at 2008年08月23日 12:24
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