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2010年04月08日

●『シャーロック・ホームズ』

●『シャーロック・ホームズ』★★★☆☆

学生の頃からのホームズ信奉者でシャーロキアンな身としては観ておかねばならないと思い鑑賞。
CMやMTV上がりで『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『スナッチ』などで有名なガイ・リッチー監督作品。
主演のシャーロック・ホームズ役にロバート・ダウニー・Jr(『アイアンマン』など)、ワトスン役にジュード・ロウ(『ガタカ』『スカイキャプテン』など)を配し、
新たなホームズ作品を作り上げている。
過去に有名なホームズ作品としては、スピルバーグ監督による若き日のホームズとワトスンを描いた映画『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』や
史上最高のホームズと評されるイギリス・グラナダTV製作のテレビシリーズがある。
個人的にはジェレミー・ブレット演じるグラナダ版ホームズが一番好きなので、同じ切り口ではどうやってもグラナダTV版超える事はできないとは思っていた。
なので、今回それとは違う切り口で人物造形されているガイ・リッチー版も別のホームズ物として注目していた。
予告編を観た時から予想はついていたが、案の定、追跡・格闘・爆発ありのアクション映画に仕上がっていた。
寡黙でパイプの紫煙をくゆらせながら椅子に座って独自の推理を展開する従来のホームズとは違い、本作のホームズは事件の真相を解き明かすためにほとんど推理らしい推理をしない。
では、どこでお得意の推理を活かしていたかといえば、敵との格闘場面。
敵を分析して、どういった行動をしてどこが弱点なのかを推理、その組み立ての通りに戦っていくという感じ。
推理物を期待していると大きく肩透かしをくらうのでご注意を。
映像的には、街並みやセットは非常に重厚で雰囲気があり、抑えた色味も19世紀のロンドンの雰囲気があって派手な展開とは違って落ち着いて観れる。
特にベイカーストリートからホームズの住む221Bの建物へのカメラワークはグラナダ版を彷彿とさせた。
観ている最中、作品の雰囲気的に「こういう作品どこかで観た気が……」と思っていたら『ジェヴォーダンの獣』と『ヴィドック』だった。
本作が推理主体ではない新しいホームズ像を作り上げたといっても、そこはそれ、随所に原作のエッセンスは入っている。
ホームズが退屈さを紛らわすため、壁に銃でビクトリア女王のイニシャルを描いたり、兄のマイクロフト・ホームズを頼りにしているシーン、プロ級の腕を持つボクシングなど。
ヴァイオリンの演奏が巧いという設定は活かされていなかったようだが。
話の時代設定的にはホームズとワトスンが昔同級生だったという『ヤング・シャーロック』ほど無理はなく、
ホームズの想い人アイリーン・アドラー(原作『ボヘミアの醜聞』)とはすでに旧知の仲で、モリアーティ教授とはまだ対決しておらず、
ワトスンがメアリー・モースタン嬢(原作『四つの署名』)と結婚しようとしている所から、原作『四つの署名』の直後の話だと思われる。
とにもかくにもコアなファンの多い重圧の中、世紀の名探偵とその相棒を魅力的に存在感たっぷりに演じたロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウにガイ・リッチー監督は感謝すべきだろう。
彼らがいなかったら、本作はただのアクション映画になっていたに違いない。
そうならなかったのだから、次回作では是非ホームズVSモリアーティ教授の頭脳戦を是非堪能させてもらいたい。



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Posted by 今井秋芳 at 21:43│Comments(2)シネマ
この記事へのコメント
人生初、2回観ちゃいました。こちらのホームズは、小物や衣装、街の雰囲気も私的には大好き。サントラ購入済。・・・コメント控えるべきかな?とは思ったんですけど・・・ね。DVDが出たらカットシーン入れてほしいな。家でぼけーっと、また観たいです。最近観た映画の中でダントツ首位(私の中で)。
Posted by e.imai at 2010年04月10日 18:16
>>e.imaiさん
アクション映画としては面白かったですよ♪
役者も好きな役者なので。
Posted by 今井秋芳今井秋芳 at 2010年05月24日 21:42
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